かんたん☆推し色ベレーに染めちゃうZ ~パープル編~

仕事やらいろんな関係で遅くなりました…
やっと届いたホワイトべレー、染めるか染めないか迷いました。
相方が染めたいとのことで、相方のベレーをお借りしてチャレンジしてみることに。
その後、自分のあーりんピンクもやりましたが、失敗していろいろやるハメに…
結果的に3個分染めることになってこんな日になりました。
それで得られた経験をもとに、わかりやすくまとめたいと思います。
まずはれにちゃんパープルに染めあげます。 

かんたん☆とは?

面倒くさいことはしません!刺繍もそのまま!(染まりません!)
ただし、縁の合皮がちょっと染まってもいいという人向けのやりかたです。

材料

  • ホワイトべレー(一点物)
  • ダイロン マルチ(お好みの色。今回はウィンザーパープル ほぼ1缶と、ディープブルー少々)
    (色鮮やかなダイロンコールドをお勧めしたいのですが、どうやら廃版になるそうで、手に入りにくいと思います。濃い目のパープルならマルチでいいと思います。)
  • お酢(紙コップ1杯分)
  • お湯(60℃~75℃)
  • テスト用の羊毛の何か。(あると心強い!)

道具(全部100均で)

  • ボウル(そめ液混ぜる用)
  • 洗面器(ベレー帽がしっかり浸かるくらいのサイズ)
  • 泡だて器
  • ゴム手袋

作り方

0. はじめに!

多分お風呂でやることになると思います。

もしできるのならば、お風呂の照明をオレンジ色系ではなく、真っ白な照明にされることをおすすめします!
(自分はオレンジ色の照明のもとで作業しましたが、えらく苦労しました…。白いほうが色の違いにすぐに気づけるので便利。失敗を早めに発見できれば復旧も用意になります)
大事なベレーを染めるとき、失敗しないコツは色のチョイスです。
念入りに色を選びましょう。
WEBや缶にある色は本当に当てになりません!染める素材や染料の濃さによっても変わります!

似たような羊毛の素材が手に入れば、それで事前にテストしてから本番に挑むのを強くおすすめします!
100均などで、羊毛が売ってたりするので、ベレーに近い色のを使うとよいでしょう。
(ただし、この羊毛はベレーよりも淡く染まるので、参考までに。)

あと、樹脂のお風呂だと染まっちゃう可能性もあります。
染料を混ぜるときに飛び散ってまわりが汚れることもあります。
色がついたらなるべくすぐに洗い流しましょう。

※手が荒れたり染まっちゃうのでゴム手袋は最初からしましょう。

1. ホワイトベレーを洗う

1個しかないホワイトべレー、ここから勇気が必要!

洗面器にぬるま湯を入れ、ウール対応のおしゃれ着洗剤でやさしく洗います。
洗剤で洗った後、何度かお湯を入れ替えしっかりすすぎます。

この時、徐々に温度を上げてすすいでいくとベレーがお湯に馴染んで染めやすくなります

すすいだ後は、そのままお湯に浸しておきましょう。

2. そめ液を作る

ボウルに、75℃のお湯500ccを入れ、そこにダイロン マルチを入れて泡だて器で混ぜます。70℃でもいいですが、テストしたりで時間たって冷めることも考えてちょっと熱めがいいです。
今回はれにちゃんパープル。濃い目に仕上げたいので、 ウィンザーパープルをほぼ1缶、色味が甘いのでディープブルーをひとつまみ入れました。
濃い色は入れすぎ禁物!すぐにそっちの色に染まっちゃいます!ディープブルーは本当にちょこっとでいいです。

3. テストをする

あらかじめ用意した、羊毛素材を使って、先ほど作ったそめ液にひたして試しに染めます。

5分~10分くらい染めて、一度水でよくすすいで、明るいところで色具合をチェックします。
この段階では色は淡いですが、濃さは時間で変わるので、これより濃くなることをイメージしながら、色味が求めている色かを確認します。
よければ次へ、もし納得できなければ、染料を足してまたテストします。

4. 本番直前、最終液体を用意

先に浸しておいたベレーは一度お湯から出します。
その洗面器のお湯を一度捨て、新たにベレーが浸かるくらいの熱湯を入れます。(ここにこのあと、そめ液も追加するので、それも考慮した量で。)
少し冷めたそめ液を入れることも考えて、熱めに75℃くらいのお湯にしましょう。
そして、ここに先ほど作ったそめ液を追加し、お酢も追加して、泡だて器でよく混ぜます。

5. 本番!ベレーを染める

さあいよいよ緊張の瞬間!本番に挑みます!

用意できた液体に、ゆっくりとホワイトべレー浸します。
染料自体は人体に害がないらしいですが、ここが一番精神的にからだに悪い行程です。
テストしているとはいえ、濃い色の液体の中でどんな色になるかは、最後の最後、脱水するまでわからないのです。
20分間、ムラなく染まるようにやさしくかきまぜ続けましょう。
その後さらに20分間、定期的にかくはんして、しっかり染めます。

どんな色味になるか、気になる時は…

液体から持ち上げると、じわじわと水分が落ち、だんだん淡くなると思います。
それよりもさらに淡くなったのが最終的な色になると思います。

6. よくすすぐ

水またはぬるま湯を何度も変えながら、水の色が透明になるまでよくすすぎましょう。
最低10回以上はすすぎます。型崩れに注意しながらやさしくすすぎます。
ここで、だいたいの出来上がりイメージに近い色になってきます。

7. 洗濯機で脱水

これまでの行程での色で心配な方、ここで一気に淡くなって完成の色になります!

洗濯機で、手洗いモードで脱水だけします。

8. 乾くと完成!

ご覧のとおり、今回は濃い目に染めたので、縁の合皮も少し染まります。

型くずれしないように、中に細長く丸めたタオルを詰めて、タオルの上に置いて乾かしましょう 。
ただ、ずっとこの状態だと、中が乾かないので、ある程度乾いてきたら、ひっくり返して、中のタオルを外して乾かします。
乾けば完成!当然ですが、濡らしたりするので少し縮みます。

刺繍はそのまま!この染料では染まらないので安心。

完成して…

失敗例。い、芋ジャージ色…(´・ω・`)

いかがですか?細かく書きましたが、やってることはほんとうに簡単なことばかりです。
染めたい方はぜひともチャレンジしてみるべきです!
ただ、思い通りの色にならなかったという方もいらっしゃるかと思います。
あきらめないで!

チャレンジした結果や、他のカラーの染料の混ぜ具合などを、コメントかTwitterで@nullpon018までレポいただけるとうれしいです!

 

参考にさせていただきました。ありがとうございます。